Web会議の声をヘッドセットより聞き取りやすくしたい、でも配信機材のように設定を増やしたくない。そんな人が候補に挙げやすいのが、オーディオテクニカの USB コンデンサーマイク AT2020USB-X です。
ここでは、メーカー公式ページの仕様と販売店・レビュー記事の記載を突き合わせ、メリットとデメリットを両方整理します。数値はいずれも2026年10月26日に確認した範囲で、確認できなかった項目は載せていません。
AT2020USB-X の仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型式 | バックエレクトレット・コンデンサー型 |
| 指向性 | 単一指向性(カーディオイド) |
| 周波数特性 | 20~20,000Hz |
| 対応サンプリング | 16bit/24bit、44.1/48/88.2/96kHz |
| ヘッドホン出力 | 110mW(32Ω時)、3.5mmステレオミニ |
| 接続 | USB Type-C(付属ケーブルは約2.0mのType-C/Type-A) |
| 質量 | 約373g |
| 付属品 | スタンド、変換ネジ、USB変換アダプター |
| 操作 | ミキサー調整ダイヤル、ヘッドホン音量ダイヤル、静電容量式ミュート |
ミュートはタッチセンサーで、収音中は青、ミュート時は赤く点灯します。画面を見なくても状態が分かるのは会議用途で便利です。
メリット・デメリット
メリット
- 手元で完結する。 ヘッドホン音量とマイク/PC音声のバランスを本体のダイヤルで変えられ、ソフトの設定画面を開かずに済みます。
- 遅延なしでモニターできる。 ヘッドホン出力を備え、自分の声を確認しながら話せます。
- USB Type-C接続。 前世代(AT2020USB+)からの主な変更点がサンプリング周波数の引き上げ(96kHz/24bit)と端子の変更で、新しめのPCとつなぎやすくなっています。
- ミュートが見て分かる。 LEDの色で収音状態を判断できます。
- スタンド付きで届いたらすぐ使える。 設置の最低限は揃っています。
デメリット
- ノイズ低減やオートゲインの記載がない。 同シリーズ上位の AT2020USB-XP が内蔵DSPによるノイズリダクションとAGCを備えるのに対し、本機の公式仕様にはこの種の機能が書かれていません。声量の差や空調音は自分で口との距離と部屋で調整する必要があります。
- 部屋の音を拾いやすい。 コンデンサー型は感度が高く、環境音や反響が多い部屋では不利になりがちです。レビュー記事にも、音響処理をしていない部屋ではノイズを拾いやすいという指摘があります。
- 打鍵音や机の振動に注意。 ショックマウント(AT8455)は別売りです。タイピングしながら話すなら別途の用意を検討してください。
- 約373gあり、付属スタンドは据え置き前提。 マイクアームに載せるなら別売りのマウント類が必要になることがあります。
- 価格は店と時期で幅がある。 通常価格は2万円台、セール時は1万円台という表記が確認でき、買い時で差が出ます。
どんな人に向くか
向いているのは、静かな個室で、設定を増やさず声質を上げたい人です。逆に、リビングや生活音のある部屋では、ダイナミックマイクのほうが雑音を拾いにくい場合があります。違いはダイナミックマイクとコンデンサーマイクの違い、USBとXLRの選び方はUSBマイクとXLR接続の違いにまとめています。
振動対策はマイク用ショックマウントの選び方、場所を取らない設置は会議向けマイクアームのおすすめが参考になります。マイク全体の候補はWeb会議向けUSBマイクの比較も見てください。
おすすめ製品の比較
| 製品名 | 特徴 | こんな人向け |
|---|---|---|
| Audio-Technica AT2020USB-X | 単一指向性、96kHz/24bit、手元のミックス操作 | 静かな部屋で音質を優先したい人 |
| Audio-Technica AT2020USB-XP | 内蔵DSPのノイズリダクションとAGC | 部屋の音や声量の差を機能で補いたい人 |
1. Audio-Technica AT2020USB-X
購入前に確認したい点は次のとおりです。
1. 部屋の音。 空調やPCファンの音が大きいなら、ノイズ低減つきの上位機も比較する
2. 打鍵の有無。 タイピングしながら話すならショックマウントを予算に含める
3. 設置場所。 付属スタンドで足りるか、アームを使うかを決める
価格は変動します。最新の価格と在庫は下のリンクから Amazon で確認してください。
Audio-Technica AT2020USB-XをAmazonで確認する
上位機が気になる人へ
ノイズ低減とAGCを重視するなら、AT2020USB-XP のレビューも比べてみてください。
まとめ
AT2020USB-X は、単一指向性と96kHz/24bit対応、手元で完結するミキサー操作が魅力のUSBコンデンサーマイクです。弱点は、ノイズ低減やAGCがなく、部屋の音と打鍵音を拾いやすいことです。
静かな環境で声質を上げたい人には選ぶ価値があります。環境が整っていない場合は、上位機やダイナミックマイクも含めて比べると失敗が減ります。価格は店舗や時期で変わるため、購入前に最新の情報を確認してください。
※ 仕様はメーカー公式ページと販売店・レビュー記事の記載にもとづきます。製品の仕様や価格は変更されることがあります。
出典
- オーディオテクニカ公式 AT2020USB-X 製品ページ(確認日 2026-10-26)
- サウンドハウス AT2020USB-X 解説記事(確認日 2026-10-26)
- PHILE WEB AT2020USB-X レビュー記事(2025年11月23日付・確認日 2026-10-26)