マイクを選ぶと「USB」と「XLR」が出てくる

Web会議や配信用にマイクを探すと、PCに直接つなぐ「USBマイク」と、業務用の端子でつなぐ「XLRマイク」が並んでいます。見た目が似ていても、XLRマイクはPCに直接はつながらず、間に機材が必要です。

この記事では、2つの接続方式の違いを整理し、実在の3製品を公表仕様で比べます。

USBマイクとXLRマイクの違い

項目USBマイクXLRマイク
PCとの接続USBケーブル1本で直接つなぐオーディオインターフェースなどを経由する
音をデジタルに変える場所マイクの中オーディオインターフェースの中
必要な機材マイク本体とケーブルマイク、XLRケーブル、オーディオインターフェース
拡張性マイク本体の性能で決まるマイクとインターフェースをそれぞれ買い替えられる
向いている用途Web会議、手軽な録音配信や収録をこだわって続けたい場合

メリット・デメリットの整理

  • USBマイクのメリット: つなぐだけで使え、機材が少なく済む。机の上が散らかりにくい

  • USBマイクのデメリット: 音質や機能はマイク本体に依存し、一部だけを買い替えることができない

  • XLRマイクのメリット: マイクとインターフェースを組み合わせて選べ、後から片方だけ買い替えられる

  • XLRマイクのデメリット: インターフェースとケーブルが別に必要で、初期費用と設置の手間が増える

実在製品の仕様

1. Shure MV7+(USB-CとXLRの両対応)

サウンドハウスと海外販売店の仕様によると、MV7+はダイナミック型・単一指向性のマイクで、USB-CとXLRの両方の出力を持ちます。USB-C接続時は24ビット/48kHzで、専用アプリ MOTIV Mix を使うとデジタルのポップノイズ低減、ノイズ除去、EQ、コンプレッサーなどが使えます。一方、XLRだけで使う場合は、これらの処理や本体のLEDは使えないとされています。

  • メリット: 最初はUSBで手軽に使い、後からXLRでインターフェースにつなぐ使い方ができる

  • デメリット: XLR接続ではUSB接続時の機能が使えない。本体は約570gあり、マイクアームは耐荷重を確認する必要がある

  • 向いている人: 今は手軽に始め、将来XLRの機材に移る可能性がある人

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2. オーディオテクニカ AT2020USB-X(USB専用)

オーディオテクニカの製品ページとSound On Soundの報道によると、AT2020USB-Xはコンデンサー型・単一指向性のUSBマイクで、端子はUSB Type-C、録音は最大24ビット/96kHzに対応します。本体に3.5mmのヘッドホン端子、ヘッドホン音量、マイクの音とPCの音の割合を変えるミックス調整、ミュートを備えます。

  • メリット: USBケーブル1本で使え、ヘッドホンで自分の声を確認しながら話せる

  • デメリット: XLR出力はないため、後からオーディオインターフェースにつなぐことはできない。コンデンサー型なので周囲の音も拾いやすい

  • 向いている人: 機材を増やさずに、Web会議や録音の音を良くしたい人

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3. Focusrite Scarlett Solo 4th Gen(XLRマイク用のオーディオインターフェース)

販売店の仕様によると、Scarlett Solo 4th Genはマイク入力1系統(XLR)と楽器・ライン入力を持つUSB接続のオーディオインターフェースで、48Vのファンタム電源を供給でき、最大24ビット/192kHzに対応します。USBバスパワーで動作し、PCの音とマイクの音を混ぜて録音できるLoopback機能を備えます。

  • メリット: XLRマイクをPCで使えるようになり、ファンタム電源が必要なコンデンサーマイクにも対応する

  • デメリット: マイク入力は1つだけで、2人で話す収録には足りない。マイクとケーブルは別に用意する必要がある

  • 向いている人: XLRマイクを1本使って、在宅で会議や配信をしたい人

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3製品の比較

製品名種類接続こんな人向け
Shure MV7+ダイナミックマイクUSB-C / XLR手軽に始めて後からXLRに移りたい人
オーディオテクニカ AT2020USB-XコンデンサーマイクUSB-C機材を増やさず音を良くしたい人
Focusrite Scarlett Solo 4th GenオーディオインターフェースXLR入力 / USB-CXLRマイクをPCにつなぎたい人

数値はメーカーの公表値と報道・販売店の情報で確認した値です。

選び方のポイント

1. 使う機材の数で決める。 机の上をすっきりさせたい、会議で使うだけなら、USBマイクで足ります
2. 後から買い替えるかを考える。 マイクだけ、インターフェースだけを入れ替えたいならXLRが向いています。迷うならUSBとXLRの両対応モデルが選択肢です
3. インターフェースの選び方も確認する。 Web会議向けの機種はWeb会議向けオーディオインターフェースで紹介しています
4. マイクの方式と指向性も合わせて選ぶ。 方式の違いはダイナミックマイクとコンデンサーマイクの違い、指向性はマイクの指向性の違い、設置はマイクアームの選び方で解説しています

まとめ

Web会議で手軽に音を良くしたいならUSBマイクのAT2020USB-X、今はUSBで使い将来XLRに移りたいならMV7+、XLRマイクをPCにつなぐならScarlett Solo 4th Genが候補です。仕様はメーカーの公表値と報道・販売店の情報で確認した値ですが、型番や販売状況、価格は変わるため、購入前にAmazonの商品ページで最新の情報を確かめてください。

参考にした情報

  • サウンドハウス「Shure MV7+」製品ページ 確認日 2026-10-09

  • Audio-Technica「AT2020USB-X」製品ページ、Sound On Sound の発表記事 確認日 2026-10-09

  • 販売店掲載の Focusrite Scarlett Solo 4th Gen 仕様 確認日 2026-10-09