「モーターの数」で何が変わるのか
電動昇降デスクの仕様表を見ると、「シングルモーター」「デュアルモーター」という表記があります。価格差がはっきりあるため、どちらを選ぶべきか迷う人は多いはずです。モーターの数は、載せられる重さ(耐荷重)と昇降の速さ、そして脚まわりの構造に関わります。
この記事では、2つの方式の違いを整理し、実在の3モデルを公表仕様で比べます。
シングルモーターとデュアルモーターの違い
| 項目 | シングルモーター | デュアルモーター |
|---|---|---|
| モーターの位置 | 1基のモーターで左右の脚を動かす | 左右の脚にそれぞれ1基ずつ |
| 耐荷重 | 小さめのモデルが多い | 大きめのモデルが多い |
| 昇降速度 | ゆっくりなモデルが多い | 速めのモデルが多い |
| 価格帯 | 手頃 | 高め |
| 向いている使い方 | ノートPC中心、モニター1台程度 | 複数モニターとモニターアーム、重い機材 |
あくまで傾向で、実際の耐荷重や速度は製品ごとに異なります。比べるときは「モーターの数」だけで判断せず、仕様表の耐荷重と昇降範囲を必ず確認してください。
メリット・デメリットの整理
- シングルモーターのメリット: 価格が手頃で、構造が単純な分、本体が軽めのモデルもある
- シングルモーターのデメリット: 耐荷重に余裕が少なく、モニターアームや複数モニターを載せると上限に近づきやすい
- デュアルモーターのメリット: 耐荷重と昇降速度に余裕があり、重い機材を載せても昇降しやすい
- デュアルモーターのデメリット: 価格が高く、脚フレームも重くなりがちで、組み立てに手間がかかる
実在モデルの仕様
1. FlexiSpot E7(デュアルモーター)
ライフハッカー・ジャパンの紹介記事と販売店のプレスリリースによると、FlexiSpot E7は左右の脚フレームに1基ずつモーターを備えたデュアルモーター構成で、3段式の脚フレームにより耐荷重は125kgとされています。高さを登録できるメモリー機能(4パターン)と障害物検知機能も備えます。昇降範囲は掲載元によって表記が異なるため、購入前に販売ページの仕様表で確認してください。脚フレームのみの販売で、天板は別に用意するのが基本です。
- メリット: 耐荷重に余裕があり、モニターアームと複数モニターを載せても使いやすい。メモリー機能で座り・立ちの高さを素早く呼び出せる
- デメリット: シングルモーター機より価格が高い。脚フレームが重く、組み立てに人手と時間がかかる
- 向いている人: デュアルモニターやモニターアームを常用する人、長く使う前提で余裕を持たせたい人
詳しい使用感はFlexiSpot E7のレビューでも解説しています。
2. FlexiSpot EF1(シングルモーター)
ライフハッカー・ジャパンやギズモード・ジャパンの紹介記事によると、FlexiSpot EF1はシングルモーター駆動の電動昇降デスクで、耐荷重は70kgとされています。モーターが1基のため、E7と比べると価格を抑えたモデルという位置づけです。昇降範囲は脚部のみの値か天板込みの値かで掲載元によって数字が異なるため、仕様表で確認してください。
- メリット: デュアルモーター機より手頃な価格帯で電動昇降を試せる
- デメリット: 耐荷重はE7の半分強で、重いモニターを複数載せる構成には余裕が少ない
- 向いている人: ノートPCとモニター1台程度の構成で、初めて電動昇降デスクを使う人
3. サンワダイレクト 100-ERD043(シングルモーター・天板付き)
サンワサプライのニュースリリースとサンワダイレクトの商品ページによると、100-ERD043はシングルモーターを採用した電動昇降デスクで、昇降速度は15mm/s、天板は幅120cm・奥行60cm、高さは73cmから118cmの範囲で調整できます。天板の耐荷重は50kgで、天板にクランプ式のモニターアームを取り付けられる構造とされています。カラーはホワイト(100-ERD043W)などがあります。
- メリット: 天板付きで届くため、天板を別に選ぶ手間がない。幅120cmで一般的な部屋にも置きやすい
- デメリット: 耐荷重50kgと3モデルの中では最も小さく、昇降速度も15mm/sとゆっくり。天板サイズは選べない
- 向いている人: 天板選びを省いてすぐ使いたい人、ノートPC中心の軽めの構成の人
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3モデルの比較
| 製品名 | モーター | 主な特徴 | こんな人向け |
|---|---|---|---|
| FlexiSpot E7 | デュアル | 耐荷重125kg、メモリー4パターン、脚フレームのみ | 複数モニターやアームを載せる人 |
| FlexiSpot EF1 | シングル | 耐荷重70kg、手頃な価格帯 | 初めての電動昇降デスク |
| サンワダイレクト 100-ERD043 | シングル | 天板付き120×60cm、耐荷重50kg、15mm/s | 天板選びを省きたい軽めの構成 |
選び方のポイント
1. 載せる物の重さを合計する。 モニター、モニターアーム、PC、スピーカーなどの重さを足し、耐荷重に余裕のあるモデルを選びます。モニターアームを使うなら天板補強プレートの選び方も確認しておくと安心です
2. 天板付きか脚のみかを決める。 脚フレームのみのモデルは天板を自由に選べますが、対応する天板サイズと厚さの確認が必要です
3. 昇降の頻度を考える。 1日に何度も上げ下げするなら、速度とメモリー機能の有無が使い勝手に効きます
4. 立ち姿勢の負担も対策する。 長く立つならスタンディングデスク用マットの選び方、ほかの候補は電動スタンディングデスクのおすすめで紹介しています
まとめ
複数モニターやモニターアームを載せるなら、耐荷重に余裕のあるデュアルモーターのFlexiSpot E7が選びやすく、軽めの構成で価格を抑えたいならシングルモーターのFlexiSpot EF1、天板選びを省きたいならサンワダイレクト 100-ERD043が候補です。仕様はメーカーの公表値と報道・販売店の情報で確認した値ですが、型番や販売状況、価格は変わるため、購入前にAmazonの商品ページで最新の情報を確かめてください。