買ったモニターアームが机に付かない

モニターアームは、机に固定できて初めて使えます。固定方法は主に、天板の端を挟む「クランプ式」と、天板の穴にボルトを通す「グロメット式」の2つです。多くの製品は両方に対応していますが、対応できる天板の厚さや穴の大きさは製品ごとに違います。

この記事では、2つの固定方法の違いと、購入前に机のどこを測ればよいかを整理し、実在の3モデルを公表仕様で比べます。

クランプ式とグロメット式の違い

項目クランプ式グロメット式
固定のしかた天板の端を上下から挟んで締める天板の穴にボルトを通し、下から締める
取り付け位置天板の端(奥や横の縁)穴がある場所(天板の途中にも付けられる)
机の加工不要穴が無ければ開ける必要がある
確認する寸法天板の厚さ、縁の下に補強材や幕板が無いか穴の直径、天板の厚さ
付け外し比較的かんたん穴を使う分だけ手間がかかる

メリット・デメリットの整理

  • クランプ式のメリット: 机に穴を開けずに取り付けられる。設置場所を変えるのも比較的かんたん

  • クランプ式のデメリット: 天板の縁に幕板やフレームがあると挟めないことがある。重いモニターでは天板がたわんだり傷が付いたりすることがある

  • グロメット式のメリット: 縁から離れた位置にも固定でき、配線用の穴を流用できる場合がある

  • グロメット式のデメリット: 穴が無い机では穴あけ加工が必要。賃貸の家具や天板を傷めたくない場合は選びにくい

実在モデルの仕様

1. エルゴトロン LX 45-241-026(クランプ・グロメット両対応)

販売店の掲載情報によると、LX デスクマウントアームはクランプとグロメットの両方に対応し、クランプは厚さ約10〜60mmの天板、グロメットは直径約8〜50mmの穴に取り付けられるとされています。エルゴトロンが公開している同じLXシリーズの寸法図でも、穴径は同程度の範囲が示されています。VESAは75×75mmと100×100mmに対応します。対応重量や最大インチは販売店によって表記が異なるため、購入時にメーカーの仕様で確認してください。

  • メリット: 対応する天板厚の幅が広く、多くの机で取り付け方法を選べる

  • デメリット: 天板の素材や構造によっては固定が安定しないという利用者の声もある。重いモニターでは補強が必要になることがある

  • 向いている人: 厚めの天板や、穴のある机に付けたい人

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2. サンワサプライ CR-LAC1403BK(薄型ショートクランプ)

サンワサプライの発表とASCIIの報道によると、CR-LAC1403BKはガススプリング式のシングルアームで、クランプ金具の奥行きが38mmと短く、奥に背板(バックパネル)のある机にも付けやすい設計です。取り付けできる天板厚は10〜50mmで、グロメット式でも取り付けられます。対応するモニター重量は1〜9kg、VESAは75×75mmと100×100mmです。

  • メリット: クランプの奥行きが短いため、縁に余裕が少ない机でも付けやすい

  • デメリット: 対応天板厚は50mmまでで、LXより上限が低い。グロメット穴の対応径は発表資料に記載がないため、取扱説明書で確認が必要

  • 向いている人: 背板付きのデスクや、奥行きの浅い机にクランプで付けたい人

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3. Amazonベーシック モニターアーム シングル(クランプ・グロメット両対応)

Amazonベーシックのシングルモニターアーム(型番 K001387)は、取扱説明書と販売店の情報によると、クランプで取り付けられる天板厚が0.4〜2.4インチ(約10〜60mm)で、グロメット用のブラケットとボルトが付属します。32インチ・25ポンド(約11.3kg)までのモニターに対応し、VESAは75×75mmと100×100mmです。

  • メリット: クランプとグロメットの部品が同梱され、机に合わせて選べる

  • デメリット: グロメット穴の対応径は確認した資料に記載がない。似た名前のガススプリング式の別モデルがあり、仕様を取り違えやすい

  • 向いている人: 両方の固定方法を試せるアームを選びたい人

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3モデルの比較

製品名クランプの天板厚グロメットこんな人向け
エルゴトロン LX 45-241-026約10〜60mm対応(穴径 約8〜50mm)厚めの天板に付けたい人
サンワサプライ CR-LAC1403BK10〜50mm(奥行き38mmの薄型クランプ)対応背板付きの机に付けたい人
Amazonベーシック モニターアーム シングル約10〜60mm対応(ブラケット付属)固定方法を机に合わせて選びたい人

数値はメーカーの発表、取扱説明書、販売店の掲載情報で確認した値です。

選び方のポイント

1. 天板の厚さを測る。 クランプ式は対応する厚さの範囲内でないと固定できません。縁の下に幕板やフレームがある場合は、挟める奥行きも測ります
2. 穴の直径を測る。 グロメット式を使う場合は、配線穴の直径が対応範囲に入るかを確認します。穴にキャップが付いているなら外して測ります
3. 天板の強度を考える。 重いモニターを付けるときや天板が薄いときは、モニターアーム用の補強プレートで荷重を分散させると安心です
4. 重さとVESAも合わせて確認する。 耐荷重の読み方はモニターアームの耐荷重とVESA規格の読み方、机の縁に付けられない場合はポール式・支柱取り付けのモニターアームも選択肢です

まとめ

机に穴を開けたくないならクランプ式、縁に付けられない机や配線穴を使いたいならグロメット式が向いています。厚めの天板ならエルゴトロン LX、背板付きの机ならサンワサプライ CR-LAC1403BK、固定方法を両方試したいならAmazonベーシックのシングルアームが候補です。仕様はメーカーの公表値と販売店の情報で確認した値ですが、型番や販売状況、価格は変わるため、購入前にAmazonの商品ページと取扱説明書で最新の情報を確かめてください。

参考にした情報

  • サンワサプライ ニュースリリース「CR-LAC1403BK」確認日 2026-10-09

  • ASCII「サンワサプライ、薄型ショートクランプのモニターアーム」確認日 2026-10-09

  • 販売店掲載のエルゴトロン LX 45-241-026 仕様、エルゴトロン LXシリーズ寸法図 確認日 2026-10-09

  • Amazonベーシック シングルモニターアーム(K001387)取扱説明書 確認日 2026-10-09