会議の直前にマウスの電池が切れる
ワイヤレスマウスの電源は、大きく分けて「内蔵バッテリーを充電する方式」と「乾電池を入れる方式」があります。どちらも一長一短で、電池が切れたときの対処のしかたや、数年使ったときの寿命の考え方が違います。
この記事では、2つの方式の違いを整理し、実在の3モデルを公表仕様で比べます。
充電式と乾電池式の違い
| 項目 | 充電式(内蔵バッテリー) | 乾電池式 |
|---|---|---|
| 電池持ちの目安 | 数週間から数か月 | 1年から2年程度のモデルもある |
| 切れたときの対処 | ケーブルをつないで充電する | 電池を入れ替えればすぐ使える |
| ランニングコスト | 電池の購入が不要 | 乾電池の購入が必要(充電池も使える) |
| 長期の寿命 | 内蔵電池の劣化で持ちが短くなることがある | 電池を替えれば新品同様の持ちに戻る |
| 本体の傾向 | 高機能モデルに多い | 省電力設計のモデルに多い |
メリット・デメリットの整理
- 充電式のメリット: 乾電池を買い置きする必要がない。短時間の急速充電に対応するモデルなら、切れてもすぐに使える
- 充電式のデメリット: 内蔵バッテリーは使ううちに劣化し、自分で交換できないモデルが多い。充電の頻度は乾電池式より高い
- 乾電池式のメリット: 電池持ちが長いモデルが多く、切れても電池を替えるだけで済む。内蔵電池の劣化を気にしなくてよい
- 乾電池式のデメリット: 電池の買い置きが必要。使い捨ての乾電池はごみが出る
実在モデルの仕様
1. ロジクール MX Master 3S(充電式)
ロジクールの製品資料と海外販売店の仕様によると、MX Master 3SはUSB-Cで充電する内蔵バッテリー方式で、フル充電で最大70日間使え、1分間の急速充電で約3時間使えるとされています。ホイールは電磁式のMagSpeedで、横スクロール用のサムホイールも備えます。
- メリット: 乾電池の買い置きが要らない。切れても1分の充電で当面の作業を続けられる
- デメリット: 内蔵バッテリーのため、数年使うと電池持ちが落ちる可能性がある。本体は重めで価格も高めの部類
- 向いている人: 高機能なマウスを毎日使い、数か月に一度の充電が苦にならない人
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2. ロジクール ERGO M575S(乾電池式・トラックボール)
ロジクールの製品資料とPC Watchの報道によると、ERGO M575Sは単3形乾電池1本で動作する親指操作のトラックボールで、Logi Boltレシーバー使用時の電池寿命は最長18か月とされています(Bluetooth接続時の値は資料によって表記が異なります)。電池残量はインジケーターLEDで確認でき、残量が少なくなると赤く点灯します。
- メリット: 電池持ちが長く、充電を気にする場面が少ない。電池残量をLEDで確認できる
- デメリット: 乾電池の買い置きが必要。トラックボールなので、通常のマウスからの移行には慣れが要る
- 向いている人: 充電の手間を減らしたい人、トラックボールで肩や腕の動きを減らしたい人
3. ロジクール Signature M650(乾電池式)
ロジクールの法人向けデータシートとITmedia PC USERのレビューによると、Signature M650は単3形電池1本で最大24か月使えるとされています。接続はLogi BoltレシーバーとBluetooth Low Energyで、クリック音を抑えたSilentTouchと、回す速さで高速スクロールに切り替わるSmartWheelを備えます。
- メリット: 電池持ちが長く、価格も手頃な部類。サイズ違いや左手用のモデルがある
- デメリット: MX Master 3Sのような急速充電やサムホイールはない。乾電池の買い置きが必要
- 向いている人: 手頃なマウスを充電の手間なく長く使いたい人
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3モデルの比較
| 製品名 | 電源 | 電池持ちの公称値 | こんな人向け |
|---|---|---|---|
| ロジクール MX Master 3S | 充電式(USB-C) | フル充電で最大70日、1分の充電で約3時間 | 高機能マウスを毎日使う人 |
| ロジクール ERGO M575S | 単3形乾電池1本 | Logi Bolt使用時で最長18か月 | 充電の手間を減らしたいトラックボール派 |
| ロジクール Signature M650 | 単3形電池1本 | 最大24か月 | 手頃なマウスを長く使いたい人 |
電池持ちはいずれもメーカーの公称値で、使い方によって短くなります。
選び方のポイント
1. 切れたときにどうしたいかで決める。 ケーブルをつないで短時間充電するのが楽なら充電式、予備の電池と入れ替えるのが楽なら乾電池式が向いています
2. 何年使うかを考える。 長く使うほど、内蔵電池の劣化がない乾電池式の利点が大きくなります
3. 充電池を使う場合は電圧に注意する。 乾電池式のマウスに充電池を使う場合の注意点はワイヤレスマウスとキーボードを充電池で運用するで解説しています
4. 接続方式とホイールも合わせて選ぶ。 接続の違いはBluetoothと2.4GHzレシーバーの違い、ホイールの違いはラチェットとフリースピンの違い、トラックボールの方式はトラックボールの3方式の違いで紹介しています
まとめ
高機能なマウスを使いたく、充電の手間が気にならないなら充電式のMX Master 3S、充電を意識せずに長く使いたいなら乾電池式のSignature M650、トラックボールで電池持ちを重視するならERGO M575Sが候補です。仕様はメーカーの公表値と報道・販売店の情報で確認した値ですが、型番や販売状況、価格は変わるため、購入前にAmazonの商品ページで最新の情報を確かめてください。