Web会議や収録で「声がこもる」「小さい」と言われるなら、ヘッドセットのマイクからデスク置きのUSBマイクに替えると改善しやすくなります。
RODE NT-USB+ は、オーストラリアのマイクメーカー RODE(RØDE)が出しているUSB-C接続のコンデンサーマイクです。2014年の初代 NT-USB の後継で、上位機器 RODECaster Pro II と同系統の Revolution Preamp と、APHEX の音声処理を内蔵しました。ここではRODE公式の製品ページと発表資料、販売店の仕様表、海外のレビューを突き合わせて、デメリットを先に整理します。
NT-USB+ の仕様
下の数値は、公式ページ・発表資料と販売店の仕様表を照合したものです(2026年10月23日確認)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 形式 | コンデンサー |
| 指向性 | 単一指向性(カーディオイド) |
| A/D変換 | 24bit / 48kHz |
| プリアンプ | Revolution Preamp(低ノイズ・高ゲイン) |
| 内蔵処理 | APHEX(コンプレッサー、ノイズゲート、ハイパスフィルター、Aural Exciter、Big Bottom) |
| 最大SPL | 118dB(10% THD、販売店掲載値) |
| 接続 | USB Type-C(クラスコンプライアント) |
| ヘッドホン出力 | 3.5mm、ゼロレイテンシーモニタリング |
| 本体の操作 | ヘッドホン音量、モニターのミックス |
| 付属品 | 着脱式ポップフィルター、デスクトップスタンド |
メリット・デメリット
メリット
- 24bit/48kHzの変換と低ノイズのプリアンプで、声を明瞭に録りやすい
- ポップフィルターとスタンドが付属し、買ってすぐ机の上で使える
- ドライバー不要のクラスコンプライアントで、Windows・Mac・スマートフォンやタブレットにもつなげる
- APHEXのコンプレッサーやノイズゲートを、無料アプリ RODE Central から有効にできる
- 本体のヘッドホン端子で、自分の声を遅延なく聞きながら話せる
デメリット
- 部屋の音を拾いやすい。 コンデンサーマイクは感度が高く、反響の多い部屋やキーボードの打鍵音が入りやすい
- 付属スタンドが簡素。 安定性を上げるにはアームやスタンドの買い足しを勧めるレビューがある
- 本体にゲインつまみが無い。 本体の操作はヘッドホン音量とミックスで、入力の細かな調整はアプリ側で行う
- アプリが前提の機能がある。 APHEX処理はRODE Centralで有効にする必要があり、ソフト周りの不具合を挙げる利用者の声もある
- 単一指向性なので、複数人で1本を囲んで話す使い方には向かない
どんな人に向くか
向いているのは、机の定位置で話し、声の質を上げたい人です。毎日のWeb会議に加えて、ナレーション録りや配信も兼ねたい人に合います。
向かないのは、次の人です。
- 反響の多い部屋で、対策をせずに使いたい人
- 打鍵音を極力入れたくない人(ダイナミックマイクのほうが向く)
- アプリを入れずに挿すだけで済ませたい人
マイク方式の違いはダイナミックマイクとコンデンサーマイクの違い、口元に近づけるならWeb会議向けマイクアームの選び方が参考になります。周囲の音を拾いにくいUSBマイクならShure MV7+、自動でレベルを整えるモデルならElgato Wave:3 MK.2も候補です。
おすすめ製品の比較
| 製品名 | 特徴 | こんな人向け |
|---|---|---|
| RODE NT-USB+ | コンデンサー、24bit/48kHz、APHEX処理 | 静かな部屋で声質を上げたい人 |
| Shure MV7+ | ダイナミック、USB-CとXLRの両対応 | 周囲の音を入れたくない人 |
1. RODE NT-USB+
購入前に確認したい点は次のとおりです。
1. 部屋の反響。 壁に囲まれた狭い部屋なら、吸音材やカーテンでの対策を考える
2. 口元との距離。 付属スタンドで遠くなるなら、マイクアームで口元に近づける
3. アプリ。 APHEX処理やファームウェア更新にはRODE Centralを入れる
4. iPhoneでの利用。 Lightning端子のiPhoneでは、Apple認証のケーブルが別に必要
価格は販売店や時期で変わります。最新の価格と在庫は、下のリンクから Amazon で確認してください。
まとめ
NT-USB+ は、付属品だけで始められる、声の質を重視したUSBマイクです。低ノイズのプリアンプとAPHEX処理は強みですが、コンデンサーゆえに部屋の音を拾いやすい点と、簡素なスタンドは先に知っておきたい部分です。
静かな部屋で口元に近づけて使える環境なら、このマイクの良さを引き出しやすくなります。
※ 仕様は公式の製品ページ・発表資料と販売店の仕様表の記載にもとづきます。製品の仕様や価格は変更されることがあるため、購入前に最新の情報をご確認ください。
出典
- RODE公式「NT-USB+」製品ページ 確認日 2026-10-23
- RODE公式「Introducing the NT-USB+ Professional USB Microphone」 確認日 2026-10-23
- Adorama「Rode NT-USB+」製品仕様 確認日 2026-10-23
- ProVideoCoalition「RODE launches NT-USB+ condenser studio microphone with DSP inside」 確認日 2026-10-23