タイムロッキングコンテナとは?
在宅ワークで集中が続かない原因の上位に、スマホがあります。通知を切っても、機内モードにしても、手を伸ばせば届く場所にある限り、手は伸びます。 アプリ制限は自分で解除できるので、意志の力を使う勝負に戻ってしまいます。
タイムロッキングコンテナは、この勝負から降りるための道具です。容器にスマホを入れ、タイマーをセットして蓋を閉じると、設定した時間が経過するまで物理的に開きません。 開けたくなっても開かない、という点がアプリ制限との決定的な違いです。
元々はお菓子やゲーム機の管理用として広まったもので、在宅ワークの普及にともなって作業時間の確保に使われるようになりました。
メリット・デメリット
メリット
- 解除できないので、意志の力に頼らずに済む。「開けようとして思いとどまる」という消耗自体が発生しない
- 作業のブロックを時間で区切れる。90分入れておけば、その90分は確実に確保される
- スマホ以外も入れられる。ゲーム機のコントローラー、お菓子、タバコなど、種類を問わない
- 電池式・USB充電式のものが多く、設置に電源工事のような準備が要らない
デメリット
- 緊急の連絡を受けられない。 これが最大の欠点で、家族の急用や仕事の緊急連絡がある職種では使いにくい
- 机の上でかさばる。特に箱型は存在感が大きく、狭いデスクでは置き場所に困る
- 一度ロックしたら本当に開かないので、時間の設定を間違えると長時間拘束される
- 「入れる」という一手間を毎回踏む必要がある。この手間を面倒に感じると使わなくなる
3つの方式と、それぞれの向き不向き
製品は形で3つに分かれます。選び方はこの方式で決まると考えてよいです。
1. 透明ボックス型(kSAFE タイムロッキングコンテナ など)
上部のダイヤルでタイマーをセットする、透明な容器のタイプです。中身が見えるので、スマホを入れたことを目で確認できます。 容量が大きく、スマホ以外のものもまとめて入れられます。電源は単3乾電池2本というものが一般的です。
ボックス型が向くのは、スマホ以外のものも管理したい場合です。お菓子やゲーム機を一緒に入れられるのは箱型だけの利点です。逆に、中身が見えることで気が散るという人には向きません。難点はサイズで、机の上に置くと明確に場所を取ります。
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2. 不透明カバー型(Shlmnbo キープインボックス など)
スマホ専用の細長い形で、カバーが不透明のタイプです。中身が見えないので、画面が光っても気づきません。タイマーは5分刻みで設定できるものがあり、短い区切りで使えます。電源はUSB充電式が主流です。
在宅ワークでの用途としては、この方式がいちばん噛み合います。 スマホ1台しか入れないなら容量は要らず、見えないほうが効果は高く、机の上の占有面積も小さく済みます。短時間から設定できる製品なら、25分作業のような使い方にも合わせられます。
3. 南京錠型(YOHAC インテリジェント タイミングロック など)
容器ではなくタイマー付きの南京錠で、ポーチや袋と組み合わせて使います。時間と分を指定してロックします。USB充電式です。
この方式の利点は、入れ物を自分で選べることです。手持ちのポーチでも、引き出しでも、戸棚でも施錠できます。持ち運びにも向きます。欠点は、袋の素材によっては物理的に破って取り出せてしまうことで、「開かない」という保証は容器型より弱くなります。自分をどこまで信用するかで選ぶ部分です。
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買う前に決めておくこと
1. 緊急連絡の逃げ道を作る。 家族には固定電話やPCのチャットで連絡してもらう、仕事の緊急連絡はPC側で受ける、といった経路を先に用意します。ここを決めずに買うと、結局怖くて使えません
2. 1回あたりのロック時間を決める。 25分・50分・90分など、自分の作業単位に合う刻みで設定できる製品を選びます。1時間単位でしか設定できないものは、短時間の集中には使えません
3. 置き場所の寸法を測る。 箱型は想像より大きいことが多いので、机の空きスペースを実際に測ってから選びます
4. 電源方式を確認する。 乾電池式は電池切れに気づきにくく、USB充電式は充電を忘れると使えません。どちらが自分の運用に合うかを考えます
まとめ
在宅ワークの集中を目的にするなら、不透明カバー型のスマホ専用タイプがいちばん噛み合います。 見えない、場所を取らない、短時間から設定できる、の3点が目的に直結するためです。お菓子やゲーム機もまとめたいなら透明ボックス型、既にある入れ物を活かしたいなら南京錠型になります。
ただしこの道具は、緊急連絡を受けられなくなることと引き換えです。 その代償を払えない働き方をしているなら、買っても引き出しの肥やしになります。まず連絡の逃げ道を確保できるかを確認してから検討してください。
なお、この分野は同じような形の製品が多数のブランドから出ており、タイマーの刻み・容量・電源方式は製品ごとに違います。この記事で挙げた仕様も製品によって異なるため、購入前に必ず商品ページの仕様欄をご自身で確認してください。 価格・在庫・仕様は変動します。