フェルトデスクマット90×40cmの選び方とは?
デスクマットは見た目を整えるための敷物だと思われがちですが、実際に効いてくるのは別の3点です。マウスの追従が安定すること、キーボードの打鍵音が机に響かなくなること、そして天板の傷と汚れを防げることです。在宅ワークでWeb会議が多い人にとっては、2つ目が特に大きい。天板が硬い木やスチールだと、タイピングの音が板全体に伝わってマイクに乗ります。
サイズは幅90cm・奥行40cmが定番です。これはフルサイズのキーボードとマウスを横に並べて、両方が完全にマットの上に乗る最小の寸法だからです。奥行40cmはノートPC本体を置いても手前に手を置く余地が残る寸法でもあります。
先に採寸してください。デスクの奥行が45cmしかないと、40cmのマットを敷いた時点で奥に5cmしか残りません。モニタースタンドの脚がマットの上に乗ると、その部分だけ沈んで水平が出なくなります。逆に奥行60cm以上あるなら、マットの奥にモニターやスピーカーを置く余地が残るので相性が良い。
メリット・デメリット
メリット
- 打鍵音が机に伝わりにくくなる: フェルトは繊維の層なので、キーボードの底面から天板へ伝わる振動を吸収します。硬い天板に直置きしている状態と比べると、音の質が「カツカツ」から「トトト」に変わります。同居家族がいる部屋や、常時マイクを開けている環境では体感差が大きい。
- マット全体がマウスパッドになる: 90×40cmという面積は、一般的なマウスパッド(30×25cm程度)の何倍もあります。ローセンシ設定で大きくマウスを振る人でも、パッドの端に手が落ちません。
- 天板の傷と汚れを防ぐ: マグカップの底の輪染み、ペン先の跡、金属製の機材を引きずったときの擦り傷は、いずれも天板に直接付くと消せません。マットは消耗品として交換できます。
- 裏面ゴムでずれない製品がある: 後述の2製品はどちらも裏面に滑り止めのゴムを使っています。マットがずれると、その都度位置を直すことになり、これが地味に集中を切ります。
デメリット
- 液体をこぼすと吸う: これがフェルト最大の弱点です。レザーやPVCのマットは水を弾いて拭き取れますが、フェルトは繊維が吸ってしまいます。コーヒーをこぼした場合、その場で吸い取っても輪染みが残ることがあります。飲み物をデスクに置く習慣があるなら、コースターを併用するか、マットの外側に飲み物を置く運用にしてください。
- ホコリと髪の毛が付く: 繊維の表面なので、静電気で細かいゴミを拾います。粘着ローラーか掃除機のブラシノズルで定期的に取る手間が要ります。デスクにペットが乗る環境ではかなり目立ちます。
- 光学式マウスの相性に個体差がある: フェルトの織り目が粗いと、センサーによっては追従が不安定になることがあります。特に高DPI設定で使う場合、購入前に自分のマウスのセンサー世代を確認しておくと安心です。
- 厚みがあるとキーボードの角度が変わる: 4mm程度なら影響は小さいですが、厚いマットを敷くとキーボード手前が持ち上がり、手首の角度が変わります。パームレストを使っている人は、マットの厚み分だけ高さが合わなくなる可能性があります。
おすすめ製品の比較
1. サンワサプライ MPD-FLT1BK フェルトデスクマット
サンワサプライの製品情報ページで、W900×D400mm・ブラックのフェルト素材デスクマットとして掲載されています。同社は2023年10月にこの製品のニュースリリースを出しており、「傷や汚れからデスクを守る、フェルト製のデスクマット」という位置づけです。裏面に滑り止めのゴムが付いており、マットのずれを防ぐ構造になっています。
型番で選ぶ利点は、寸法が確定していることです。デスクマットは通販の商品画像だけ見ても大きさの感覚がつかめず、届いてから「思ったより小さい」となりやすいカテゴリです。W900×D400mmという表記があれば、メジャーで机を測って事前に判断できます。
注意点として、色はブラックです。天板が濃色の机だと、マットの輪郭が見えず境目が分かりにくくなります。逆に白木や明るいグレーの天板なら、コントラストが出て作業領域がはっきりします。
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2. サンワダイレクト 200-MPD030 フェルトデスクマット
同じサンワグループの通販ブランド、サンワダイレクトの型番です。約W900×D400×H4mm、重量610gと寸法まで公開されており、裏面に天然ゴムを使ってマットのずれを防止する構造です。ブラック(200-MPD030BK)とグレー(200-MPD030GY)の2色展開が確認できます。
上のMPD-FLT1BKとの実用上の違いは、厚み4mmが明記されている点と、グレーが選べる点です。厚み4mmは「打鍵音の吸収は効くが、キーボードの角度が実感として変わるほどではない」境目あたりの数字で、パームレストを併用する人でも扱いやすい範囲です。
グレーは実用面でも意味があります。フェルトは黒だと髪の毛やホコリが目立ち、白だと汚れが目立つという両極端があり、グレーはその中間に落ちます。掃除の頻度を上げたくない人にはグレーのほうが精神衛生に良い。
重量610gという数字も見ておく価値があります。マットが軽すぎると、裏面にゴムがあってもマウスを大きく振ったときに一緒に動きます。610gは90×40cmのサイズとしては十分な重さで、自重でもある程度その場に留まります。
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まとめ
用途で分けると判断が早くなります。
打鍵音を下げたいのが主目的なら、フェルトは正解です。硬い天板に直置きしている状態からの変化がいちばん大きい用途です。厚み4mmが明記されている200-MPD030のほうが、どれだけ手首の高さが変わるかを事前に計算できます。
マウス操作の面積を広げたいのが主目的なら、どちらでも要件を満たします。90×40cmはフルサイズキーボードとマウスが両方乗る寸法なので、ここで差は付きません。色の好みで決めて構いません。
飲み物をデスクに置く習慣があるなら、フェルト自体を再検討してください。フェルトは液体を吸います。この点だけはレザーやPVCのマットに勝てないので、コースターを併用する運用にできないならレザー系を選ぶほうが後悔が少ない。
机の奥行が45cm以下なら、奥行40cmのマットは大きすぎます。もう一段小さいサイズを探すか、キーボード周りだけをカバーする細長い形状のマットを検討してください。
価格は変動します。購入前にAmazonの商品ページで最新の価格と、型番・寸法の表記をご確認ください。本記事は2026年8月16日に、サンワサプライの製品情報ページ・同社ニュースリリース・サンワダイレクトの製品ページで仕様を確認して書いています。