インクジェット複合機は本体が安くても、純正インクの補充で維持費がかさみます。印刷枚数が多い在宅ワークでは、この差が積み重なります。
キヤノン G3370 は、インクをボトルから本体のタンクに補充する「ギガタンク」方式の複合機です。1枚あたりの印刷コストを抑えやすい反面、手間のかかる部分も残っています。ここでは価格.com、ビックカメラ、家電系の解説サイトに載っている仕様を突き合わせて、デメリットを先に整理します。
G3370 の仕様
下の数値は価格.comの仕様欄、ビックカメラの商品ページ、レビュー記事の記載を照合したものです(2026年10月19日確認)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 方式 | 大容量インクタンク式のA4インクジェット複合機(プリント・コピー・スキャン) |
| インク | 4色(染料3色+顔料ブラック)、型番は GI-31 シリーズ |
| ボトル1本の印刷可能枚数 | 約6,000枚(ブラック)、約7,700枚(カラー) |
| 1枚あたりのインク代 | モノクロ約0.4円、カラー約1.0円 |
| 印刷速度 | モノクロ約11ipm、カラー約6.0ipm |
| 寸法・重量 | 約439×177×337mm、約6.0kg |
| 自動両面印刷 | なし |
| 給紙 | 背面トレイのみ(給紙カセットなし) |
メリット・デメリット
メリット
- インクをボトルで補充する方式なので、カートリッジ式に比べて1枚あたりのコストが低い。モノクロ約0.4円、カラー約1.0円とされている
- ボトル1本でブラック約6,000枚、カラー約7,700枚の印刷ができるとされ、補充の頻度が少ない
- プリント・コピー・スキャンが1台で済む。押印した書類を電子化する用途に使える
- 顔料ブラックを使うため、文書の文字がくっきり出やすい構成になっている
デメリット
- 自動両面印刷がない。 両面にしたいときは、片面を出してから用紙を手でひっくり返す必要がある
- 給紙カセットがなく、背面トレイに用紙を立てて置く。 使わないときも用紙が背面に出たままで、ほこりが気になる人もいる
- 印刷速度は文書でも約11ipmにとどまる。大量印刷では、レーザー機に比べて待ち時間が長い
- インクジェットなので、長期間使わないとノズルが乾いて詰まる可能性がある。月に数回は印刷するほうが安全
- インクを補充するときに手や周りを汚すことがある。ボトルから注ぐ作業が苦手な人には向かない
どんな人に向くか
向いているのは、カラー印刷をする機会があり、枚数もそれなりに多い人です。資料、写真、子どもの学習プリントなど、色付きの印刷を家庭でも仕事でも出す使い方に合います。1枚あたりのコストが低いので、枚数が増えるほど本体価格の差を取り戻しやすくなります。
向かないのは、次の人です。
- 両面印刷を頻繁に使う人(手動になる)
- 月に1枚も印刷しないような人(詰まりと本体の置き場所が無駄になる)
- 印刷速度を重視する人
白黒の文書が中心で、スキャンも不要なら、ブラザー HL-L2460DWのようなレーザープリンターのほうが合います。違いはプリンターはレーザーとインクジェットどっち?在宅の選び方でまとめています。
おすすめ製品の比較
1. キヤノン G3370
購入前に確認したい点は次のとおりです。
1. 両面印刷の頻度。 週に何度も両面にするなら、手動の手間が積み重なる
2. 用紙の置き場所。 背面トレイに用紙が立つので、背面に空間が必要
3. 印刷の頻度。 目詰まりを避けるため、定期的に使えるか
4. インクの型番。 GI-31 シリーズのボトルが対応するかを購入時に確認する
価格は販売店や時期で変わります。最新の価格と在庫は、下のリンクから Amazon で確認してください。
まとめ
G3370 は、カラーを含めて枚数を出す人に向いた、ランニングコスト重視の複合機です。1枚あたりのインク代が低いことが最大の魅力ですが、自動両面印刷と給紙カセットがない点は、使い始めてから不便に感じやすい部分です。
両面印刷をよく使うか、背面に用紙を置けるかを先に確認しておくと、買ってからの後悔を減らせます。
※ 仕様は販売店・価格比較サイト・レビュー記事の記載にもとづきます。製品の仕様や価格は変更されることがあるため、購入前に最新の情報をご確認ください。