レーザーとインクジェットの違いとは?
在宅ワークでプリンターを買うとき、最初に決めるのは機種ではなく方式です。レーザーとインクジェットでは、得意な用途も、困りごとも違います。
レーザーは、トナーという粉を熱で紙に定着させる方式です。インクジェットは、液体のインクを紙に吹き付ける方式です。この違いが、「放置したときの強さ」「カラーの扱い」「1枚あたりのコスト」に出ます。
ここでは、メーカー公式ページと価格比較サイトの仕様がそろっている2機種を例にします。白黒専用のレーザー ブラザー HL-L2460DW と、大容量タンク式インクジェット複合機 キヤノン G3370 です。
メリット・デメリット
レーザー(HL-L2460DW)
- メリット: インクが乾いて詰まる心配がなく、使用頻度が低くても安心。公式では大容量トナー使用時で1枚約3.5円(ドラム込みで約4.3円)。A4片面で約34枚/分
- デメリット: カラー印刷ができず、スキャナーも付いていない。印刷専用機
インクジェット(G3370)
- メリット: カラー印刷とコピー、スキャンが1台で済む。1枚あたりのインク代はモノクロ約0.4円、カラー約1.0円とされ、枚数が多いほど有利
- デメリット: 自動両面印刷がなく、給紙は背面トレイのみ。印刷速度はモノクロ約11ipm。長期間使わないと詰まる可能性がある
おすすめ製品の比較
| 項目 | ブラザー HL-L2460DW | キヤノン G3370 |
|---|---|---|
| 方式 | モノクロレーザー | 大容量タンク式インクジェット |
| カラー印刷 | できない | できる |
| スキャン・コピー | なし | あり |
| 自動両面印刷 | あり(A4のみ) | なし |
| 印刷速度 | 約34枚/分(A4片面) | モノクロ約11ipm、カラー約6.0ipm |
| 1枚あたりのコスト | 約3.5円(ドラム込み約4.3円) | モノクロ約0.4円、カラー約1.0円 |
| こんな人向け | 白黒の書類が中心 | カラーも出す、枚数が多い |
出典は、ブラザー公式の製品ページと、価格.com、ビックカメラ、レビュー記事の仕様欄です(2026年10月19日確認)。表の比較に注意点があります。1枚あたりのコストは、レーザーはトナーとドラムを含めた総額、インクジェットはインク代のみの表示なので、同じ条件の比較ではありません。
1. ブラザー HL-L2460DW
白黒の文書だけを出す人向けです。詰まりにくく、両面印刷と無線LANを備えます。カラーとスキャンはできないので、必要なら別の手段が要ります。詳しくはブラザー HL-L2460DWのデメリットで書いています。
2. キヤノン G3370
カラーを含めて枚数を出す人向けです。インク代は低く、スキャンもできますが、自動両面印刷がなく、背面トレイに用紙を置く構造です。詳しくはキヤノン G3370のデメリットで書いています。
選び方の3つの質問
1. カラーを出しますか? 出すならインクジェット。白黒だけならレーザーで足ります
2. スキャンやコピーを使いますか? 使うなら、スキャナー付きの複合機が必要。レーザーでも複合機型はあるが、この記事の HL-L2460DW は印刷専用
3. どれくらいの頻度で使いますか? 月に数回しか使わないなら詰まりにくいレーザーが安心。毎週のように使うなら、どちらも使いこなせる
まとめ
白黒の書類だけを、たまに、確実に出したいなら HL-L2460DW のようなモノクロレーザーが合います。カラーとスキャンを含めて、まとまった枚数を安く出したいなら、G3370 のような大容量タンク式が合います。
どちらも「何でもできる1台」ではありません。自分の用途のうち、外せない機能は何かを先に決めると、選択が簡単になります。価格は変動するので、購入前に最新の情報を確認してください。
※ 仕様はメーカー公式ページと販売店・価格比較サイトの記載にもとづきます。製品の仕様や価格は変更されることがあります。