在宅ワークのプリンターで多い失敗は、「たまに使うだけなのに、使うたびにインクが詰まる」ことです。インクジェットは放置するとノズルが乾きやすく、いざ契約書を出したい日に動かない、ということが起こります。
ブラザー HL-L2460DW は、その悩みにレーザー方式で答える機種です。ただし割り切りがはっきりした製品でもあります。この記事では、メーカー公式ページに載っている仕様をもとに、合う人と合わない人を整理します。
HL-L2460DW の仕様
仕様はブラザー公式の製品ページ(2026年10月19日確認)の記載です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 方式 | A4モノクロレーザープリンター |
| 印刷速度 | A4片面で約34枚/分 |
| 解像度 | 最大1200×1200dpi |
| 自動両面印刷 | 対応(A4のみ) |
| 接続 | USB、有線LAN、無線LAN(有線と無線は同時に使えない) |
| 給紙 | 標準トレイ250枚、手差しトレイ1枚 |
| 本体の目安寿命 | 約5万ページまたは7年のどちらか早い方 |
公式ページには、カラー印刷はできず、スキャナーも付いていないことが明記されています。印刷専用機です。
メリット・デメリット
メリット
- 方式がレーザーなので、インクジェットのようにノズルが乾いて詰まる心配がない。月に数枚しか出さない使い方と相性がよい
- 1枚あたりの印刷コストは、大容量トナー TN32JXXL を使った場合で約3.5円(税込)。ドラムユニットを含めた総額で約4.3円とされている
- 自動両面印刷と無線LANを備え、スマートフォンやノートPCから直接印刷できる
- 約34枚/分の速度なので、数十ページの資料でも待ち時間が短い
- トナー交換や給紙、排紙を前面から行える構造で、棚や壁際に置いても作業しやすい
デメリット
- カラー印刷ができない。 色付きのグラフや写真を含む資料は、白黒でしか出せない
- スキャナーが付いていない。 押印した書類を電子化したい人は、別にスキャナーかスマートフォンのアプリが要る。コピーも同様にできない
- 有線LANと無線LANは同時に使えない。環境を切り替えるたびに設定が必要になる
- 公式ページの対応OS欄にはWindowsとChrome OSが挙がっており、Macは AirPrint で使う案内になっている。Macで専用ドライバーの機能を使いたい人は、購入前にサポートページで確認したい
- 自動両面印刷はA4のみの対応で、はがきなど他サイズの両面は手作業になる
どんな人に向くか
向いているのは、書類の印刷が中心で、色が要らない人です。請求書、契約書、議事録、取扱説明書のような文書は白黒で足ります。印刷の頻度が低くても詰まりにくいので、放置前提の在宅環境に合います。
向かないのは、次の人です。
- 写真やカラーのグラフを家で出したい人
- 紙の書類を日常的にスキャンしたい人
- コピー機能を使いたい人
この場合はスキャナー付きの複合機を選ぶべきです。レーザーとインクジェットのどちらを選ぶかは、プリンターはレーザーとインクジェットどっち?在宅の選び方で用途別に整理しています。
おすすめ製品の比較
1. ブラザー HL-L2460DW
購入前の確認ポイントは4つです。
1. カラーが要る場面が年に何回あるか。 ほぼ無いならレーザーで足りる
2. スキャンを別の手段で済ませられるか。 スマートフォンのスキャンアプリで足りる人は多い
3. 接続方式。 無線LANで使うか有線で使うかを先に決めておく
4. 設置スペース。 本体は小型のレーザーですが、常設するなら置き場所を先に決める
価格は販売店や時期で変わります。最新の価格と在庫は、下のリンクから Amazon で確認してください。
まとめ
HL-L2460DW は、白黒の書類を、安く、詰まりを気にせず出したい人向けの印刷専用機です。1枚約3.5円というトナー代と、約5万ページまたは7年という本体寿命の目安は魅力です。一方で、カラー印刷とスキャンができないことは、買ってから気づくと取り返しがつきません。
自分の用途が「白黒の文書だけ」と言い切れるなら有力な選択肢になります。言い切れないなら、スキャナー付きのインクジェット複合機を比べてください。
※ 仕様はメーカー公式ページの記載にもとづきます。製品の仕様や価格は変更されることがあるため、購入前に最新の情報をご確認ください。