アームを買ってから気づく「穴が無い」
モニターアームを買って箱を開け、モニターの背面を見たら、ネジ穴が無い。あるいはスタンドが一体成型で外せない。これは薄型の一般向けモニターや、デザイン重視の製品でしばしば起こります。VESA規格(背面に75×75mmまたは100×100mmの間隔でネジ穴を設ける規格)は必須ではないため、対応していない製品が普通に存在します。
このときの選択肢は3つあります。モニターを買い替える、アームを諦める、そしてモニターとアームの間に挟むマウントホルダーを使うです。3つ目が成立するかどうかは、モニターの寸法と重さで決まります。
マウントホルダーの仕組み
VESA変換アダプタ(マウントホルダー)は、モニターの外周を上下または四隅から挟み込んで保持し、その裏面に VESA 規格のネジ穴を用意する部品です。モニター側にネジを打たないため、モニターを傷つけずに戻せるのが利点です。
選ぶときに見る数字は3つあります。
1. 対応インチ数 — 挟める画面サイズの範囲
2. 対応厚さ — モニターの前後の厚み。薄すぎても厚すぎても挟めない
3. 耐荷重 — ホルダー自身の重量もアーム側の耐荷重に加算される点に注意
3つ目を見落としやすいので補足します。モニターアームの耐荷重は「アームが支えられる総重量」です。ホルダーを挟むと、その重量が上乗せされます。モニターが8kg、ホルダーが1kgなら、アームには9kgぶんの余裕が要ります。ここがぎりぎりだと、時間とともにアームが下がってきます。
メリット・デメリット
#### メリット
- モニターにネジ穴が無くてもアームに載せられる
- モニター本体を加工しないので、売却や返却のときに元へ戻せる
- 標準的な VESA 75×75 / 100×100 のアームがそのまま使える
#### デメリット
- ホルダーのぶん重量が増え、アームの耐荷重の余裕を食う
- 挟み込む構造上、モニターの外周に部品が見える
- 対応厚さの範囲から外れるモニターには使えない
- ネジ止めに比べると剛性は落ちるため、頻繁に角度を変える使い方には向きにくい
おすすめ製品の比較
| 製品名 | 特徴 | こんな人向け |
|---|---|---|
| サンワサプライ CR-LAVESADP1 | 13〜32インチ・厚さ10〜70mm・耐荷重10kg | VESA穴の無いモニターをアームに載せたい人 |
1. サンワサプライ CR-LAVESADP1
VESA規格の取り付け穴が無いモニターを、モニターアームに固定するためのマウントホルダーです。対応するモニターサイズは13〜32インチ、対応厚さは10〜70mm、耐荷重は10kgとされています。アーム側は VESA 75×75 と 100×100 に対応します。
対応幅が広いので、ノートPCに近い13インチ級から、一般的な27インチ、32インチまで守備範囲に入ります。厚さ10〜70mmという範囲も、スタンド接合部が張り出したモニターを含めて現実的な数字です。
購入前に測っておくべきなのは、画面の縦の長さと、背面の最も厚い部分です。ホルダーは外周を挟むため、背面に大きく突き出したスタンド基部があると干渉することがあります。スタンドが外せる構造なら外してから測ってください。
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買う前に確認すること
1. モニターの画面サイズ(インチ)が対応範囲に入るか
2. モニターの前後の厚みが対応範囲に入るか。スタンド基部の張り出しも見る
3. モニターの質量とホルダーの質量の合計が、アームの耐荷重内に収まるか
4. アーム側の VESA サイズが 75×75 か 100×100 か
5. モニターのスタンドが取り外せるか。外せない場合は干渉しないか
なお、ホルダーを使わずに済むならそれが最善です。モニターの買い替えを検討中なら、次は VESA 対応の製品を選ぶほうが、剛性でも見た目でも有利になります。
仕様・価格・在庫は変動します。購入前にAmazonの商品ページとメーカーの製品ページで最新をご確認ください。