長時間タイピングしていると、手首を内側にひねった姿勢が続き、腕や肩が疲れてきます。キーボードを左右に分けた分割型は効果が期待できる一方、配列に慣れるまでが大変です。

ロジクールの Wave Keys(型番 K820)は、その中間を狙ったエルゴノミクスキーボードです。キーを波のような曲線に並べ、中央を山型に盛り上げつつ、配列そのものは分割していません。日本では2023年10月に発売されました。ここでは GIGAZINE とライフハッカー・ジャパンの実機レビュー、RTINGS と Tech Advisor の評価を突き合わせて、デメリットを先に整理します。

Wave Keys の仕様

下の数値は、各レビュー記事と公式販売ページの記載を照合したものです(2026年10月24日確認)。

項目内容
形状波形配列、中央が山型、パームレスト一体型
配列日本語配列、テンキー付き
キーストローク2.5mm
接続Bluetooth、Logi Bolt レシーバー
マルチペアリング最大3台(Easy-Switch)
電源単四形乾電池2本(最長36か月)
サイズ約 幅376×奥行219×高さ31mm
重量約750g
傾きスタンドで約4度
パームレスト3層の低反発素材(取り外し不可)
ソフトLogi Options+ でキー割り当てを変更

メリット・デメリット

メリット

  • 分割型より慣れやすい。 キーは曲線に並ぶが中央で分かれておらず、ふだんの打ち方から移りやすいとレビューで評価されている

  • パームレスト一体型。 別売のリストレストのように位置がずれず、手首が自然に上がった姿勢になる

  • 打鍵音が静か。 静音で使いやすいという評価がある

  • ERGO K860 より小さい。 先代のエルゴノミクスモデルより小型で、マウスとの距離が近くなる

  • 電池が長持ち。 単四2本で最長36か月とされ、充電の手間が無い

  • 3台を切り替えられる。 Windows・Mac・タブレットなどをキーで切り替えられる

デメリット

  • パームレストは外せない。 汚れたときに外して手入れしたり、別のリストレストに替えたりできない

  • バックライトが無い。 暗い部屋ではキーの刻印が見えにくい

  • 横幅を取る。 テンキー付きで幅が約376mmあり、マウスを右に遠く置くことになる。テンキーなしのモデルは無い

  • キーストロークが浅め。 2.5mmで、深いキーに慣れた人は好みが分かれる

  • 曲線の配列に慣れが要る。 分割型ほどではないが、最初は違和感があるという評価がある

  • 作りの高級感は控えめ。 価格帯の近い他社製品と比べると質感は普通との評価がある

どんな人に向くか

向いているのは、初めてエルゴノミクスキーボードを試したい人です。分割型に抵抗がある人、手首の置き場をキーボードと一体で済ませたい人、テンキーを使う人に合います。

向かないのは、次の人です。

  • 暗い部屋で作業することが多い人

  • マウスを体の近くに置きたい人(テンキーレス派)

  • 深いキーストロークや、メカニカルの打鍵感を好む人

  • 本格的に左右分割で姿勢を改善したい人

分割型も含めた選び方はエルゴノミクスキーボードの選び方、先代の大型モデルはロジクール ERGO K860 レビューにまとめています。マウス側も手首の負担を減らすならロジクール LIFTやトラックボールマウスのおすすめも参考になります。

おすすめ製品の比較

製品名特徴こんな人向け
ロジクール Wave Keys波形配列、パームレスト一体、テンキー付き、乾電池式初めてのエルゴノミクスキーボード
ロジクール ERGO K860左右分割の湾曲型、パームレスト付き姿勢の改善を優先したい人

1. ロジクール Wave Keys

購入前に確認したい点は次のとおりです。

1. 机の横幅。 キーボード約376mmとマウスを並べて置けるか確かめる
2. 作業環境の明るさ。 バックライトが無いので、手元の照明を確認する
3. 接続。 Logi Bolt レシーバーを使うか、Bluetooth で使うかを決めておく
4. セット品。 ERGO M575 とのセットもあるので、マウスも買い替えるなら比べてみる

価格は販売店や時期で変わります。最新の価格と在庫は、下のリンクから Amazon で確認してください。

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まとめ

Wave Keys は、配列を分けずに手首の角度を和らげる、入門向けのエルゴノミクスキーボードです。慣れやすさと一体型パームレスト、長い電池寿命は強みですが、パームレストが外せないこと、バックライトが無いこと、テンキー付きで横幅を取ることは先に知っておきたい部分です。

分割型には踏み切れないものの、手首の負担を減らしたい人にとって、試しやすい選択肢です。

※ 仕様はレビュー記事・公式販売ページの記載にもとづきます。製品の仕様や価格は変更されることがあるため、購入前に最新の情報をご確認ください。

出典

  • GIGAZINE「ロジクールのエルゴノミクスキーボード Wave Keys K820」(2023年10月11日) 確認日 2026-10-24

  • ライフハッカー・ジャパン「ロジクール Wave Keys」レビュー(2023年12月) 確認日 2026-10-24

  • RTINGS「Logitech Wave Keys Keyboard Review」 確認日 2026-10-24

  • Tech Advisor「Logitech Wave Keys review」 確認日 2026-10-24