縦型マウスは「手首をひねらない姿勢で持てる」ことを狙った形状です。ただし縦型は普通のマウス以上に手の大きさとの相性が出るので、スペックを見る順番を間違えると失敗します。
ロジクール LIFT は縦型の中では小さめに作られた製品です。そこが利点であり、同時に制約でもあります。
LIFT の仕様
ロジクールのサポートページによると、サイズは長さ108mm、幅70mm、奥行き71mm、重量は125gです。センサーはロジクール アドバンス オプティカル トラッキングで、解像度は400〜4,000DPI(公称値1000DPI)。ボタンは6個(左右クリック、戻る/進む、ミドルボタン、ミドルクリック付きスクロールホイール)です。
電源は単三形乾電池1本で、電池寿命は最長24ヵ月。接続は Logi Bolt USB レシーバーと Bluetooth Low Energy の2通りで、ワイヤレス範囲は10mです。対応OSは Windows 10/11以降、macOS 10.15以降、iPadOS 14以降、ChromeOS、Linux、Android 8以降と幅広く取られています。
手首の角度は57度です。
購入前に知っておきたいデメリット
小〜中サイズの手向けの設計
ロジクールは LIFT を小〜中サイズの手に合う製品として位置づけています。縦型マウスは手を「かぶせる」のではなく「握手する」持ち方になるため、本体が手より小さいと指の置き場が余ります。
長さ108mmは縦型としては小さい部類です。手が大きい人が使うと、薬指と小指が本体からはみ出して机に触れ、姿勢を変えるという当初の目的が薄れます。同社にはより大きい MX Vertical が別に用意されており、手のサイズで機種が分かれていると理解したほうが正確です。
125g は縦型としては軽くない
軽量マウスが70g台まで来ている中で、125gは軽い数字ではありません。ただしこれは単三電池1本ぶんを含んだ重さで、電池式であることの引き換えです。
充電式なら電池切れの心配はありませんが、LIFT は電池交換式なので、切れたときに手元に単三電池が無いと止まります。最長24ヵ月と長いぶん、切れるタイミングを忘れやすいという性質もあります。
4,000DPI は高解像度モニター向けには控えめ
400〜4,000DPIは事務作業には十分ですが、4Kや複数枚のモニターを高い解像度のまま使う環境では、上限4,000DPIだと画面端まで動かすのに手を持ち替える回数が増えます。ゲーミングマウスが20,000DPI超を掲げる中では控えめな数字です。
もっとも公称値は1000DPIで、これは事務用途の標準的な設定です。 用途が文書作成と表計算なら問題になりません。
慣れるまで速度が落ちる
これは LIFT 固有ではなく縦型全般ですが、持ち方が変わるぶん最初はポインタが狙った位置に止まりません。手首の負担を減らすために、一時的に作業速度を落とすという取引になります。数日で慣れる人が多い一方、合わずに戻す人もいます。
どんな人に向くか
手が小〜中サイズで、長時間のマウス操作で手首の外側が張る人に向きます。手が大きい人は同社の MX Vertical など大きめの機種を、充電式が必須なら別系統を見たほうが早いです。
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