付箋が机に増えていく人向けの道具
在宅ワークで机が散らかる原因の上位が、一時メモです。折り返しの電話番号、会議で言われた数字、今日中にやる3件。どれも数時間で不要になるのに、紙に書くと捨てるまで机に残ります。付箋を使うと、捨てる判断を後回しにできてしまうぶん、かえって増えます。
卓上ホワイトボードは「消す前提で書く」ための場所です。書いた内容が数時間で消える前提になると、清書するか、タスク管理に移すか、捨てるかを、その場で決めるようになります。
紙のメモ帳との違いは、残らないことそのものです。残したいものだけ写真を撮るか、テキストに起こす、という運用にすると机の上に紙が積もりません。
メリット・デメリット
メリット
- 捨てる作業が要らない: 消せば終わりです。ゴミが出ません
- 画面を占領しない: 会議中にメモアプリを開くと共有画面に映る心配がありますが、手元のボードなら関係ありません
- 視線の移動が少ない: モニター脇に立てておくと、その日の3件が常に視界に入ります
デメリット
- 長く置くと消えにくくなる: 数日放置した文字は、乾いて消え残ることがあります
- 机の面積を取る: 置き型は、キーボードの奥かモニターの脇に定位置を作らないと、結局どかされます
- ペンとイレーザーの管理が要る: ペンが行方不明になった時点で使われなくなります。マグネット付きのペンを本体に固定できるものが実用的です
置き型とシート型の使い分け
置き型(スタンド付き・二つ折り)は、モニターの脇に立てて使う想定です。角度が付くので座ったまま読めます。使わないときに畳めるものは、机を広く使いたい日に片づけられます。持ち運んで別の部屋で使うこともできます。
シート型(デスクに貼る・マット状)は、机そのものを書ける面にする方式です。面積が広く取れるうえ、机の上に物が増えません。反面、机の色や質感によっては文字が見づらく、貼り替え時に糊が残ることがあります。剥がせるタイプを選んでください。
壁掛け型という選択肢もありますが、在宅ワークの一時メモという用途では、視線の移動が大きくなるため優先度は下がります。
おすすめ製品の比較
1. ナカバヤシ 卓上ホワイトボード
文具メーカーの定番的な置き型です。スタンドで自立し、モニター脇に置いて使えます。この種類を選ぶときに見るべき点は次の2つです。
- 書ける面の広さ: A4程度あると「今日やる3件+数字のメモ」が同時に書けます。これより小さいと、1件書いた時点で埋まります
- ペンの置き場: 本体にペンホルダーやマグネットがあるかどうか。ペンが迷子になるかどうかで、使われ続けるかが決まります
2. バタフライボード
ノートのように綴じられた、持ち運べるホワイトボードです。1枚ずつ分離して並べられるタイプがあり、書いた面を横に並べて見比べられるのが特徴です。
在宅と出社を行き来する人、机が固定でない人に向きます。設計や情報整理のように「書いたものを並べて考える」作業をするなら、置き型より使い勝手が良い場面があります。一方、単に今日のタスクを3行書くだけなら、置き型のほうが安上がりです。
3. 貼ってはがせるホワイトボードシート
机や壁に貼って使うシート型です。面積あたりの費用が安く、机の広さをそのまま書ける面にできます。
選ぶときの注意点は3つです。はがせるタイプかどうか(賃貸の壁や机の天板に強粘着を貼らないこと)、表面の平滑さ(凹凸があると消え残ります)、厚み(薄すぎると貼るときに気泡が入りやすくなります)。机に貼る場合は、キーボードやマウスを置く場所と重ならないよう、奥側だけに貼る形が扱いやすくなります。
消え残りを防ぐ運用
ホワイトボードで不満が出る原因のほとんどは、書いた内容ではなく消えないことです。次の3点で大半は防げます。
- ホワイトボード用のペンだけを使う。油性ペンを1回使うと、その跡は簡単には落ちません
- その日のうちに消す。乾いてからでは落ちにくくなります。1日1回、業務終了時に消す運用にすると溜まりません
- 消え残りは専用クリーナーで落とす。乾拭きで擦り続けると表面が傷み、以後さらに消えにくくなります
まとめ
- モニター脇に定位置を作れるなら置き型。今日の数件を書いて、終業時に消す運用が続けやすい
- 書いて並べて考えるならバタフライボード型
- 机の面積をそのまま使いたい、物を増やしたくないならシート型(はがせるものを選ぶ)
いずれの場合も、ペンの置き場を本体側に作れるかどうかが、使われ続けるかどうかを分けます。価格や在庫は変動しますので、購入前にAmazonの商品ページで最新の情報をご確認ください。