チェアマットとは?
チェアマットは、オフィスチェアの下に敷いて床を守るマットです。目的は大きく2つあります。ひとつはキャスターによる床の傷とへこみを防ぐこと、もうひとつはキャスターが転がるときの音と振動を減らすことです。
賃貸で床の原状回復が気になる場合はもちろんですが、持ち家でもフローリングにキャスター跡が線状に残るのはよくある話です。とくに毎日同じ範囲で前後に動かすと、その軌跡だけ表面が削れて色が変わります。マット1枚で防げるので、椅子を買ったタイミングで一緒に検討する価値があります。
素材で何が変わるか
チェアマットの素材は大きく3系統に分かれ、性格がはっきり違います。
ポリカーボネート・塩ビ系(硬質タイプ)
透明または半透明の硬いシートです。キャスターの転がりが軽く、椅子の移動が楽になります。床の見た目をほぼ変えないので、フローリングの色を隠したくない場合に向きます。一方で薄いぶん防音効果は限定的で、階下への音対策としては弱めです。
フランネル・カーペット系(布タイプ)
厚みがあり、キャスター音と振動をよく吸収します。集合住宅で階下への音を気にするならこちらが有利です。ただしキャスターの転がりは重くなり、飲み物をこぼしたときの手入れは硬質タイプより手間がかかります。
PVCレザー・撥水タイプ
表面が液体をはじく仕様で、こぼしたときに拭き取りやすいのが利点です。硬質タイプと布タイプの中間的な位置づけで、掃除のしやすさを優先する場合の選択肢になります。
サイズの決め方
サイズ選びで失敗する最大の原因は、椅子の座面サイズを基準にしてしまうことです。基準にすべきは「椅子が実際に動く範囲」です。
デスクに向かって座り、立ち上がって離れるまでの一連の動作で椅子は思ったより後ろまで下がります。目安として、デスクの手前から後方に90cm程度は確保しておくと、椅子がマットから落ちる場面が減ります。マットの縁をキャスターが乗り越えると段差で引っかかり、その部分だけ傷みやすくなるので、大きめを選ぶほうが結果的に長持ちします。
デスクの脚ごと覆うサイズを選ぶ考え方もあります。この場合はマットがデスクの重量で固定されるため、ずれにくくなるという副次的な利点があります。
おすすめ製品
1. サンワサプライ チェアマット 100-MAT006
サンワサプライのチェアマットで、汚れにくさを重視した仕様です。飲み物をこぼしてもシミになりにくく、帯電防止処理によってホコリが付きにくい点が特徴として挙げられています。デスク周りは静電気でホコリが集まりやすい場所なので、掃除の頻度を減らしたい場合に効いてきます。
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2. サンワサプライ 大型チェアマット 100-MAT005
ポリカーボネート製の大型タイプです。硬質素材のなかでも耐久性を重視した位置づけで、長期間の使用に耐えることを狙った製品です。ゲーミングチェアのように重量のある椅子でも変形しにくい点が評価されています。
硬質タイプ共通の注意として、防音性能は布タイプに劣ります。集合住宅で階下への音が主目的なら、次のフランネルタイプのほうが目的に合います。
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3. Bauhutte ゲーミングチェアマット BCM-180C-BK
厚さ11mmのフランネル生地タイプです。厚みがあるぶん防音性と耐久性に優れ、キャスター音の対策としてはこの記事で挙げるなかで最も有利です。180cm幅の大型サイズで、デスクごと覆う使い方ができます。
トレードオフとして、キャスターの転がりは硬質タイプより重くなります。頻繁に椅子を左右へ滑らせて使う人は、この抵抗を許容できるか事前に想定しておいてください。
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4. Bauhutte デスクごとチェアマット ラージ BCM-180F
160×180cmの特大サイズで、厚さは1.1mmと薄手です。デスクと椅子をまとめて覆うことを前提にした製品で、表面は液体をはじく仕様になっています。薄いぶん段差が小さく、部屋の出入りでつまずきにくいのが実用上の利点です。
薄手なので防音性は厚手タイプに及びません。目的が「床の保護と汚れ対策」であれば十分ですが、「階下への音」が主目的なら BCM-180C-BK のほうが適します。
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メリット・デメリット
メリット
- 床の傷とへこみを防げる: 賃貸の原状回復リスクを下げられる
- キャスター音が減る: とくに厚手タイプは振動の伝わりが小さくなる
- 椅子の動きが安定する: 床材によっては直置きよりキャスターの挙動が読みやすくなる
デメリット
- 段差ができる: マットの縁は必ず段差になり、つまずきの原因になりうる
- 掃除の手間が増える: マットの下にホコリが入り込むため、定期的にめくる必要がある
- 床暖房との相性を確認する必要がある: 素材によっては床暖房非対応のものがある
選び方のまとめ
目的から逆算すると迷いません。床の傷防止だけが目的なら硬質タイプの薄手で十分です。階下への音が気になるなら厚手のフランネルタイプを選びます。掃除のしやすさを優先するなら撥水仕様を選びます。
サイズは椅子の可動範囲から決め、迷ったら1サイズ大きいほうを選んでください。小さすぎるマットはキャスターが縁を乗り越えるたびに傷み、結果として買い直すことになります。
なお床暖房のある部屋では、購入前に製品の対応可否を必ず確認してください。非対応品を敷くと熱がこもり、マットの変形や床材への影響につながる場合があります。